感情は体の状態そのもの。

※あやしいはなし。
 
体を整えることで声に感情を乗せられるようになった。
とこれまで話していたけれども、
でも「乗”せる”」って、操作してるみたいなのがなんか体感と違うな?と思っていて。
 
「体が表現の邪魔をしないようにする。」
「感情を体で表せられるために、体が動けるようにしておく。」
というのはもちろん正しいのだけど、それだけだと足りない。
 
「心と体はつながっている」とはよく言えど、
感情表現するために、体を、操作する「道具」として使ったり、
ただ、お互いに影響されたりするような、
別々のところにあるものが、橋渡しされて繋がってるわけではない。
 
感情は体の状態そのもの。
と、先日の東京でレッスンを受けていて気づいた。
 
体と感情は同調して、同時に現れるもの。
その場・その瞬間の状況に応じて、体の進むべき方向性を見つけていくけれども、
体の方向性と同時に、現れるべき感情が自ずと現れる。
「必然的な表現」って、これのことなんかな?
 
こうして、体と感情がひとくくりになった状態を感じられていると、
「腕をこう動かそう」「こう表現しよう」みたいな部分的な認識ではなく、
存在すべてを、まるまるそのまま味わうことができる。
 
自分の感情にも、身体感覚にも、リアリティがある。
 
頭が先走ってる表面的な怒りや喜びとは違う。
私の中にはこんなに感情が沸き立っていたんだ、と初めて気付いた。
 
自分の動き方も、人の見え方も、距離感の感じ方も、全部変わる。
 
体が「扱う」ものではなくなる。
 
 
ただ、今の所、自分の中ではこうやけど、
だからって「表現力のある人」にカテゴリが移ったわけではないし、
歌う時みたいに、その場に存在しない作品の中の感情を、
第三者に伝わらせるためにはどう変わってくるかまた試行錯誤が必要なのと、
 
合気道の時の「気持ちを透明に」は何をしていて何が違うんやろう、というのも検証したい。

【追記:個人レッスンも!】8/31(土)横浜レッスン第5弾のお知らせ

★★追記★★
個人レッスンのご依頼があり、前日入りすることになりました。
つきまして、他にもご希望の方がいらっしゃいましたら、
個人レッスン承ります!
 
8月30日(金)16時00分〜21時00分
8月31日(土)10時00分〜12時00分
 
この時間で、東京〜横浜の間で、どこかスタジオかカラオケボックスかで行います。
お申し込み後にちょうどいいとこ探してご案内します。
 
【レッスン料金】
 1時間7,000円(場所代込み)
 
【お申し込み方法】
 ①お名前
 ②メールアドレス
 ③お電話番号
 ④ご希望の日時
 ⑤お困りごと
を明記の上、namovoice76★gmail.com(★を@に変えてください)にご送信ください。
 
 
「この曲の、この部分だけ、うまく声がでない!」
「講座じゃ細かいところがわからない!」
などなど、ピンポイントでお悩みのある方、人に声を聞かれたくない方、ぜひどんぞ〜。
 
 
==============
 
 
ようやく梅雨が明けました!
横浜レッスン第5弾もリリースです!
今回は今までとまた趣向が違います。晩ご飯もぜひご一緒に。
 
 















 
 
 
【日程】2019831日(土)
【場所】港北公会堂 会議室2
   (東急東横線「大倉山駅」 徒歩約 7 分/横浜市港北区大豆戸町 26-1 http://kohoku-kokaido.jp
【各定員】15
【受講料】各回 3500円(事前振込)
 

①「声の地図を作る~序章~」 

 
時間 : 1330分~1530
 ★2回目以降の方の再受講 1000円★
 
「声地図」シリーズが初の方はまずはこちらからご受講ください。
 
まずは最初の基礎編です。
オペラのような深い声、ガテン親父のようなドス声、漫画で魔女が出してそうなひょうきんな声。もちろん、いつものワタシの声。
どんな声も栄養になります。
普段出さないような知らない声・嫌いな声をも使ってみることで、声の健康を保ちつつ、自分が出したい声をより自由に出すことができます。
こんな声が眠ってたのか~!という驚きと共に、ご自身の声の可能性を、ぜひ知ってください。
 
 
 

②第4章「家族を大事に!」

 
時間 : 16時00分~18時00分
 
これまでの「声の地図を作る」シリーズでは、
地図を広げていくように、知らない声を開拓し、
あっちの声に、こっちの声と、自由に行き来できるようにして、
 
ポテンシャルアゲアゲ↑↑
 
という感じでしたが、
まーそれはほどほどにしておいて、
次は、広げるのでなく、身近な声に耳をすませてみましょう!
 
 
声の能力UP↑というと、声が大きくなることが善とされます。
 
でも、
「この小さい部屋でそのでかい声いらんやろ~」
という人、いませんか?
 
あるいは、歌うみなさん、
「一緒に歌たら、わしの声全部消されてしまうやん」
という人、心当たりありませんか?
 
 
大きいことはいいことだ!
でも、声は相手あってのものです。
 
今回は、自分の声はしっかり出しつつも、
相手の声を感じ、
相手の声を殺さず、
かといって自分も殺さず、
相手の声についていき、
相手の声に同調する声あそびをします。
 
 
★★課題曲 : 童謡「夕焼小焼」★★
歌は声にとって良いリトマス試験紙です。
「夕焼小焼」を軸に進めていきますので、1番の歌詞は覚えてきてくださいね!
 
※なお、「ゆうやけこやけの赤とんぼ♪」は、山田耕筰  作曲の「赤とんぼ」です。
「ゆうやけこやけで日が暮れて♪」の方です。
ニッポンの名優、渥美清と増永いく子ちゃんをご参考にされてください。
(別に真似しなくていいです)
 
===参考動画===
『夕焼小焼』渥美清・増永いく子
 
 
 

③課外活動 晩ご飯

  
予算 : 3000円程度 
 
会場のある大倉山から一駅、綱島駅で降りて10分ほど歩いて、
「おきらく厨房 桃桃茶寮 https://taotao-c.com」で晩ご飯食べましょ°˖◝()◜☆˖°
化学調味料不使用、安心食材、五臓六腑にしみわたる中華料理でシメです。
 
 
 
講師:有田亜希子(声楽家・ボイストレーナー)https://namo-voice.blogspot.com
 
 
~~~~~~~~~
《キャンセルについて》
やむを得ない事情で、キャンセルされる場合は、必ずご連絡ください。
また、講座準備費用として、下記の通りキャンセル料を頂戴いたしますことをご了承ください。
3日前0時以降のキャンセル 受講料の50%
2日前18時以降のキャンセル 受講料の100% 


6/11「マクロ×ミクロ ボイストレーニング」コラボ講座のご報告

東京のボイスパフォーマー・徳久ウィリアムさんとのコラボ講座をしました!
 



徳久さんは韓氏意拳をされている、武術仲間です(私は韓氏意拳は半年に一回稽古受けられれば良い方ですが。入会もまだしてない…)。
数年前からお世話になっておりましたが、お声かけいただいて、
GWに神戸で、そして今回東京でコラボさせていただきました。
 
 
 
私は声のトレーニングにおいては、声帯のふるまい方や、声の響きにかかわる喉の筋肉をどのように使ってるかを分析し、
出したい声を出すために使いきれてない筋肉を働かせていく、というレッスンの仕方を行なっています。
 
細かい喉のパーツを一つずつ整理することで、出したい声を狙って出せるようにしたり、
喉の可動域を広げることで、発声という運動の負担を軽減させていったりすることを目指しています。
最近やってる「声の地図シリーズ」は後者のレッスンです。
 
大体皆さん、「声地図」の2時間ほどのレッスンの後、
「何も意識しなくても声を出すのが楽」「いつもより勝手によく響く」とおっしゃってます。
今回のコラボ講座では、10分ほどのエクササイズをやっただけで「喉の詰まりが抜けた」などなど、おっしゃってました。
すごい即効性あります。
 
私自身、このトレーニング方法を知ってから、
 
・うまくいった時と同じように歌おうとするのになぜかうまくいかなかったり、
・「こうしたらいいよ」と受けたアドバイスすら再現することができなかったり、
・少しの疲労や寝不足で声が全く出なくなったり、
・何をどう意識していいのかわからなかったり、
・どうがんばっても音程が下がってしまう、
・1時間も歌えばもう声ガラガラ、
・勝手にお腹が力んでしまう、
・疲れにくい・力みのない・「自然な」出し方をしたら声ヒョロヒョロ。
 
といった、どこからどう改善したらいいのかわからない泥沼状態から、大幅に脱出することができました。
 
声のしくみがわかって、自分がなぜ上手くいかないかがわかること。
どのように訓練を進めていけば、受けたアドバイスを自分の体で再現することができるかの具体的な仮説と検証ができること。
毎日毎日、目に見えて変化がありました。
 
 
でもやっぱりそれだけでは足りないんですね。
視点が部分的になりすぎて、ぎこちない、小さい音楽になってしまう。
「操作してる」のが目に見えてしまう。それでは芸術にならない。
即効性があって「すぐにわかる」分の、浅さというか。
 
 
 
そこで!徳久レッスンです。 
 
徳久さんのレッスンは、とても感覚的です。
自分で自分の感覚を捉え、でも自分の中だけに閉じこもらず、
相手と自分の関係や、自分と今いる空間の関係とも同時に繋がり続ける方法を教えてくださいます。
そうすることで、「細かい部分」を「大きい視点」の中で感じることができ、
部分に居着かず、流れや広がりを作ることができます。
自分のからだの感覚から離れないことで、ただ大げさなだけではない、地に足のついた、リアリティのある言葉を相手に伝えることができます。
  

こういう感覚を、私は合気道の稽古を通してうっすら経験してはいたのですが、
どうやったら合気道をやったことのない人にこの身体感覚を経験してもらうことができるのか、どうやったら具体的に歌に応用していくことができるかがわかりませんでした。
 
 

そこで出会った徳久さん。
 
いやー、しかも再現性があるんですよ、これ。
普通は感覚的なことって、一呼吸ついただけで、同じことでも今さっきの感覚と変わってしまうんですけど。
これは、何か現象が起こった後に確かめるような、つまりもう現実に存在しない「過去」を感じる時の感覚や、
今までに経験のないことをがんばって頭で作る「イメージ」ではなくて、
自分の身に、今、起こり続けている、今の流れを観続ける稽古だからかな、と勝手に思っています。
 
 
 
この意識の使い方は私の強力な土台となり、今も私の中で育んでいます。
  
そして、私がコツコツと学んできた細かいボイトレ法と魔改造させることで、
相乗効果がありましたし、どちらもなくてはならないものだと実感しました。
それは生徒さんにとっても同じでした。
 
部分が整うことで、全体の動きや見え方も変わる。
大きな視点がなければ、部分を連動させることができない。
 
 
 
でも、こういった声のワークは
「ただ上手で器用なだけじゃなく、感動できるパフォーマンスをするため」
でももちろんあるのですが、
全ての人が感動できる声を発せなくてもいいと思っています。
 
声や言葉に苦手意識がある人にとって、
自分の力で、すぐに声が変えられたり、声を出すことが楽だと感じられたりすることは、
一歩踏み出すための勇気を得るために必要です。
 
「おはよう」で1日が始まって「おやすみ」で1日を終える。
その合間では「お願い」をして「ありがとう」を伝える、って繰り返しをしている中で、
声の担う役割は大きいです。(ええ声や表現力が必要、という意味ではない)
 
もちろん、体が開いていて、リアリティのある言葉を発することができる、
「パフォーマー」であるに越したことはないですが、
体が閉じて、棒読みのような言葉しか発することできなくても、
それでも声を発して大丈夫だと思えること。
その結果、声を発することができること。
 
声という道具の使い方を知っていて、「言わずにいよう」の選択肢しかなかったのが「言うこともできる」「こうしたら聞こえやすくなる」って選択肢が増えるだけで十分。
何か強大な守りたいものを抱えたままでも、マイナス10がマイナス8になるだけでもずっと体は軽いです。
 
誰でも声は伸びる可能性を持っています。

声が、何か立派なものとしてではなくて、生活のすぐそばにある、いつでも・どのようにでも扱える選択肢であってほしいです。
そして、そのためにボイストレーナーを利用してほしいなと思います。