6/9「声の地図を作る ドス声の極みリターンズ」@横浜ご報告

4回目の横浜レッスン、させていただきましたワ――.+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。――イ
 
 
が、3回目の報告をしそびれておりました、すみません( `д´ ;;;)
   
  
今回は、4月と同じ、「ドス声の極み」と題しまして、 
地声を中心にレッスンしました。
 
強いガッサガサのダミ声は、もちろんヘルシーに出すことはできるんですが、
むやみにがなると痛めてしまう可能性が大です。
 
ので、体を動かしながら、全身の力を借りながら、ドス声を拓いていきました。


まずは呼吸練習で胸をほぐしつつ、風船の観察をしてみます。
 
野口体操で、「からだは水がタプタプに入った一つの水袋や」っていう喩えに最近ハマってます。
 
歌う時においては、水袋っていうか、水風船やと思ってます。
声を発するにつれて、中の水がチューっと出ていく。
でも、それもどこか一箇所だけがしぼんでいくのではなくて、
全体が均等に縮んで、中の水が追い出されていく。
 
からだも同じで、どこか一箇所だけがんばるんじゃなくて、全部ががんばってるよ、
というイメージを深めるために、風船を観察してみます。
(さすがに貸しスタジオで水風船で遊ぶのはまずいので、普通の風船です)
 
ほんで、風船がただ縮んで、中の空気を出ていかせるだけじゃなくて、
風船がどこか一箇所縮めば、別のどこかが伸びていく。
どこか一箇所が縮めば、そこにいた空気は伸びた別の場所に移動する。
 
そんな風船が、自分の体だと思って、
 
お腹だけ縮む、
お腹が縮んだら背中が伸びて背中に空気が入る。
右腕と左足が縮んだら、どこが伸びるかな。
 
といった具合に、からだで遊んでみます。


そんで、そこに声を乗っけてみる。
からだに従って、出てくる声にまかせる。
いい声かどうかとか、なんも考えない。
ただ、からだの動きに伴って、声が変わる、というところを味わう。
 

てなところで体をほぐしたところで、あとはガンガン声出していきます。✊↑↑
 
でもむやみにがならないように、
特に今日は、発声時に声帯で息がせき止められる感覚を
よく観察しながら、練習していきます。
 
ドスい声を中心に、途中、裏声や吸気発声で調整しつつ、、、
進むにつれて、
だんだん、
みんなの声に、
オッサンの気配がしてきます(^^)

細い、上品な女性らしい声の方が、クリアなハッキリした声にも(^^)
 
全員がアメ横のおっちゃんみたいなガサガサな声で喋るというのも面白いですが、
それだけでなくて、オッサン要素を足すことで、
普段の自分の声をクリアにハッキリさせてくれる、
というのがドス声練習のええとこです。
 
 
だから、どんな声も栄養になってくれるんです。
声の好き嫌いをしないことで声が広がっていきます。
毎日毎日、広がっていって、毎日毎日、知らない声に出会える。
絶対声は伸びていくんですよ〜。
 
 
 
P.S.
今回は他にも、無声・有声・ダミ声を出しながら動いた時の、3種類での体の軽さの違いを実験したり、
声から始まる喉の振動を受け渡す、みたいな不思議系のワークもいっぱいしたんですが、
長くなるので割愛します。
理屈攻めで始まった横浜レッスンも、少しずつ「だから何やねん」的な不思議系ワークを織り込み、胡散臭い匂いがしてきました(^^)
たのしい。

6/6(木)「声あそび〜物語を十全に生きる〜」@神戸海運堂 ご報告

1年ぶりくらいに、神戸は海運堂で教室を開きました。
 
これまでは、一応「ボイストレーニング」と題していたのですが、
特に教えたりトレーニングをほとんどしないのにボイトレと名乗るのは心苦しく、
今回は潔く「声あそび」と名乗ることにしました。
(しかしこの数日後に、同じ「こえあそび」と題するワークショップの存在を知る……)





最近考えていたこと。
「感覚的に教えられるとわからない」とよく言われること。
それは確かにそうで、感覚は誰かと共有することができません。
どこまでいっても感覚はその人固有のものです。
 
よく起こりがちなのは、
教師側の感覚が教師固有のものであることや、教師が色んな経験を経て条件が整った結果として起こった感覚であることをわからずに、普遍的な正しさであるように生徒に伝えてしまい、
一方で、教師と全く違う体と経験を持っている生徒は、伝えられた言葉によって全然違う方向へ向かってしまうこと。
 
もし教師と同じ現象が起きていても、生徒は教師とは全然違う感覚が生まれる可能性があります。
 
だから、歌のレッスンでは、色んな言葉を使いながら、教師側の感覚と、生徒側の感覚の重なるポイントを探していきます。
そのために、医学的な知識や、理論が重視されることもあります。
 
 
でも、ですよ。
そういった「わかりにくい問題」と「わかるための言葉探し」は、
そもそも「わからない」はずのその人個人の感覚を、無理くり共有しようとするために起こることです。
そして、そのために、言葉にはまりきらない、カオスで曖昧な部分をこぼれ落としてしまうかもしれない。
しかも共通の言葉が見つかって想像できたところで、相手が本当に感じている感覚とは全く別物としてしか感じられません。
 
だから、声を育てていくにあたって他人との共通事項を探すのは、
パフォーマンスしたり、別の誰かとコミュニケーションを取ることを目的にするにはもちろん必要だけれども、
その前に自分の感覚の中で、感覚から感覚へ広げて、味わっていくことも必要なのではないかと思いました。
 
 
 
長くなりました。
 
というわけで、今回の「声あそび」では、「物語を十全に生きる」をテーマとし、
言い換えますと「他人の気持ちはわからない」というレッスンを行いました。
 
普段は、
「思いを伝えるために声を使う。」
「じゃあどうやって思いを伝えるために言葉や声を活かしきることができるだろうか。」
と考えてレッスン内容を練ってますが、これも覆されます。
別に理解なんかしなくてもええやん。無理やで。というのが最近の考えです。
 
  
この日は、声のプロフィール作りをしました。
体を動かしながら出てくる色んな声を観察する。
その中から、好きな声を見つける。
そして、その好きな声を徹底的に観察する。
その好きな声の色、重さ、大きさ、動くスピード、性格、好きな食べ物、などなどを考えてみる。
そしてみんなの前で発表して、その声の紹介もしてみる。
 
それぞれの人が、ある種の声から色んなことをイメージして言葉に表しますが、
発表を聞いても「へーそうなんや」としか言いようがない。
 
でも、それでいいんやと思います。
「どう役に立つか」は見出せないですけど、
でも、共感したり、何かを理解し合えた時よりもずっと、その人の姿がそのまま感じられるようで心地いいです。
 
 
 
ただ、たとえ自分の中だけのものであっても、言葉に変換した時点でこぼれ落ちるものがあると思うので、
感覚を言語化してみる、という作業は「自分の中のカオスな感覚を味わう」という主旨と矛盾しているようにも思うのですが、
やっぱ人間、観察するためにも言葉使わないとどうしようもないよね。
と今は妥協して開き直っています。なんかいい案あれば教えてください。

6月9日(日)、4回目の横浜レッスンのお知らせ

おかげさまで、横浜レッスンを継続させていただいてます(^o^)
今回は、いつもの序章と、4月に行いました「ドス声」リターンズです。
 
強くて、重厚で、ガサついてたり、ドスが効いてたりする、地声。
誰もがビビる声を、喉を傷めず出せるように開拓します。

 
4月のレッスン後、「いつもより声が低く、よく響き通る、でも喉は楽!」との感想をいただきました。
そうそう、ドス声って、別に「潰れた声」なわけじゃないのですよ。
 
健康にドス声を出すこともできますし、ドス声を拓くことで、普段の
声を大きくしたり、はっきり聞こえさせたり、
また、息を節約したりするのにも役立ってくれます。
そして、副次的に、いわゆる「息の支え」も感じやすくなりますので、
喉からお腹・足のつながりが感じられやすくなります。
 
その「全身使ってる感じ」が面白いので、4月は無声音・普通の声・ドス声の3種類を使いながら動いた時の体感の変化も実験してみました。
 
ドス声、面白いですよ。
 
 
 
※「声の地図を作る」シリーズを受けたことのない方は、「序章」からご受講ください。

①「声の地図を作る〜序章〜」 

まず最初の基礎編です。「声地図」シリーズが初の方はまずはこちらからご受講ください。
 
一度受講したけど、もう一回!という方は、参加費が割引になります。
オペラのような深い声、ガテン親父のようなドス声、漫画で魔女が出してそうなひょうきんな声。もちろん、いつものワタシの声。
どんな声も栄養になります。
普段出さないような知らない声・嫌いな声をも使ってみることで、声の健康を保ちつつ、自分が出したい声をより自由に出すことができます。
こんな声が眠ってたのか〜!という驚きと共に、ご自身の声の可能性を、ぜひ知ってください。
 
【日時】6月9日(日)15時15分〜16時45分
【場所】栄区民センターリリス 練習室B
    (神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1/JR京浜東北線(根岸線)本郷台駅より徒歩3分)
【定員】8名
【受講料】
 初めての方 3500円
 2回目以降の方の再受講 1000円(事前振込)
   ご入金確認次第、お席を確保いたします。
  
【お申し込み】
https://forms.gle/HY17VjUZirVdtdvLA
 
 
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②「声の地図を作る 第3章 ~ドス声の極み~」

【日時】6月9日(日)18時30分~20時30分
【場所】戸塚区民文化センターさくらプラザ内 練習室4
     (横浜市戸塚区戸塚町16番地17 戸塚区総合庁舎内4階/JR戸塚駅西口よりすぐ)
【定員】15名
【受講料】3500円(事前振込)
    ご入金確認次第お席を確保いたします。
 
【お申し込み】
https://forms.gle/HY17VjUZirVdtdvLA
   
 
 
《キャンセルについて》
やむを得ない事情で、キャンセルされる場合は、必ずご連絡ください。
また、講座準備費用として、下記の通りキャンセル料を頂戴いたしますことをご了承ください。
・3日前〜のキャンセル 受講料の50%
・2日前18時〜のキャンセル 受講料の100% 
 
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■講師:有田亜希子(声楽家・ボイストレーナー)兵庫県在住
 
相愛大学声楽専攻卒業。在学中よりルネサンス・バロック歌曲を中心に学び、卒業後は広島や東京など、各地で演奏活動を行う。
また、自身の発声の難から救いを求めて合気道を始めた後、紆余曲折を経て発声理論を武田梵声氏に師事し、フースラーメソードを学ぶ。声楽家、ジャズシンガー、教師や僧侶など、ジャンルを問わず発声指導を展開している。
理論的な指導に主軸を置きつつも「合気道的に歌うことってできるかな」が研究テーマ。
釈徹宗氏の私塾「練心庵」にてボイトレ講座を開講。


 
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世話人 吉房 泰子