袴ズボンの作り方

※本件はボイトレには全く関係ありません。


私はご縁があり、2013年より合気道を習っています。


仕事の合間に、行ける時に行く、という超スローペースでなかなか上達はしませんが、
合気道を通して、
自分の体との付き合い方、相手との関わり方、空間の感じ方を学び、
合気道を始める前と、始めた後の私はまったく違う人間なのではないか、と思えます。
  
毎日仕事に追われて頭ばかり働いて、視界が狭くなってきたところで、
稽古に向かい、
道場に一歩入るとほっとして、
道着に着替えて、袴を履くことで軸が整い、
稽古が始まれば、誰かとの接点から体の進む方向を見つけていく、
という経験を通して、
このように在れば、私は生きていくことができるのだろう、と、
稽古に行く度に実感します。
 
そこで、考えるわけです。
 
 
 
毎日 袴生活したくね?
 
 
 
でも着物はおろか袴で仕事、無理。
 
 
というわけで、ワイドパンツに擬態する袴を作りました。
昨年から、1シーズン2本ずつくらい作り、社会生活しています。
今の所、誰にも突っ込まれてません。
(突っ込まないだけで内心どう思われてるかわかりませんが)
 
動きやすい。
まじで楽。
紐でしばるだけなので多少体型変わっても、食べ過ぎても即対応可能。
動画ではズボン履いてから袴履いてますが、普段は生足で履いてて、めちゃ涼しい。

 


稽古での着替え中、同じ道場の友人に興味を持っていただき、
一緒に制作会をすることになりました。
またこれをツイッターでアップロードしたところ、
大きく拡散され、 武術クラスタ以外の人からも問い合わせを多数いただきました。
 
みんな、そんな袴好きだったの…?
 
というわけで、
作り方を下記に掲載します。
興味ある方はどうぞ作ってください。
型紙も不要ですし、ほぼ直線縫いだけですので、
小学校の家庭科で給食袋が作れた人なら作れます。
 
制作時間:3〜4時間(ミシン使用で)
材料:好きな布地 110㎝幅以上×2m
    糸、はさみ、チャコペン、まち針、定規、アイロン




 
9号くらいまでの女性であればこれで大丈夫かと思います。
それ以上のサイズの方は、ご自身の体型と相談しながら試作を重ねてください。

上記は基本的な作り方ですが、
手をかけられる時は、
  • 布端の処理はジグザグミシンじゃなくて袋縫いにしたら、縫い目が肌にジョリジョリ触らなくて肌心地が良い
  • ベルトループつけたら便利
  • 足部分の布幅を狭めにして、タックを減らしたらすっきりしたシルエットになる(でも股立ちから生足が覗いたりするので小技と計算が必要)
  • 座った時などに股立ちから太ももが覗きそうになったら、あき部分を工程④で切り取った布を縫い付けて塞ぐ
  • 冬は裏地として、ダブルガーゼで足をもう一つ作って重ねたらめちゃぬく肌心地最高。冬の服、裏地がだいたい化繊で、足にゴミ袋まとわりついてるような不快感ですよね。はい解決。

とかパターンは様々あります。
好きなように改変してください。


ウール地で裏地がガーゼの冬用袴(足幅75cm)













チノ生地の春秋袴(足幅75cm)
これは計算ミスでお尻のタックを取る幅がなくて、ヒップラインに沿わず、変なシワが入っています。が気にしてません。









なお、有田は和裁や洋裁を習ったことはおろか、真面目に本を読んで勉強したこともありません。
ごまかしと勢いだけで裁縫をしておりますので上手い方法はよく知りません。
幸い、ゆったりふっくらしたズボンですので、
左右非対称とか、縫い目がガタガタとか、あんまりわかりません。
色々工夫されてみてください。
 
 
 
 で、横浜ボイトレもまだ募集してます!
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【追記:個人レッスンも!】8/31(土)横浜レッスン第5弾のお知らせ
https://namo-voice.blogspot.com/2019/07/831.html?spref=tw

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